北海道の十勝に行ってきました。
私の取引先様(ネットショップ)が扱っている野菜の一種で、十勝産のアスパラガスです。
今回はアスパラガス生産者さんを訪問し、感じたこともお伝えしますね。
へえ~、こうやって生えてんのか。。。意外と石がごろごろしているのですが、あまり関係ないのですね。。耕地面積はこの4倍くらいの広さです。
アスパラガスの栄養
・アスパラギン酸・・・新陳代謝を促し、体力を回復させる効果があるようです。また、タンパク質の合成を高めるらしく、美肌効果もあると言われています。
・β-カロテン、ビタミンB1、B2、食物繊維などもたっぷり。
・穂先は、高血圧や動脈硬化を予防するとされるルチン(ビタミンP)が含まれているらしいです。
おや、ルチンが多く含まれているのはいいな。。。
さて、アスパラガスの畑は広大でした。。ハンパないです。
この写真では、あちこちから生えているのですが、地中に植えているアスパラの根っこの列は、もともとは幅1.8mくらい(収穫用の通路として)空けて栽培されているらしいです。
ところが、何十年もやっていると、地中の中で根が広がりすぎて、その空けたスペース(通路のはずだった部分)にも生えてきてしまうんだそうです。
なので、この写真のようになっているんですね。
これが、ニョキニョキとはるか彼方まで出ているので、この時期に収穫するのですが、
しかし、これ収穫するの、大変だよな・・・💦
さらに、アスパラを選別する”目利き”がないと、とても収穫しきれないそうです。。。
そうだよな、んじゃ、なんかないかなと思ったら、こんなのありました。
アスパラガス収穫マシーン!
※音が出ます
でも、このマシーン、整然としているアスパラ畑じゃないと無理だな(笑)
でも、生産者さん曰く、実は
収穫よりも収穫後の「畑の管理」の方が大変、、、
らしいです。
アスパラガスは、食べるところは芽が出たばっかりのところだけで、だんだんと堅くなって食べれなくなるそうです。
北海道は6月中旬くらいまで収穫できるのですが、その後はどうなるかというと、、、
伸びて、こんな風にモサモサになってしまうらしいです。(※この画像は写真ACから)
生産者さん
「これを倒れないように縛っておくのが大変で、これが収穫よりも大変なんだよねぇ」
私
「え!この畑の、、、これ全部しばるの?」
絶句しました。
早々に刈り取ってしまえば、ラクなのですが、これを切ってしまうと、根が曲がってしまって、来年の収穫時にまっすぐに生えないらしい。
なので、これを倒れないように縛っておくのが大変で、これが収穫よりも大変らしいです。冬前の枯れるまでそのままにしておくとのことでした。
いやいや、本当に生産者さんは大変だ、と思いながらも感謝しかないですね。
野菜が高いとか安いとか言うのはカンタンなんですが、十勝・帯広を車で走ってみて感じるのは、まさに「日本の食料基地」「農業王国」なんですね。
こんな風景ばっかりです。牛とか。
いろいろと、TPP 環太平洋パートナーシップ協定だとか、新聞やニュースで見ていましたが、自分でこう、現場で見てみると、確かに輸入品に負けてしまうものもあるだろうとは思います。チーズとか。
消費者にとって、選択肢はあった方がいい。
これは理解できます。
でも、生産地が廃れてしまうほど、なのはマズいのではないかと。
日本の農業と外国産の安い農産物を融合できる仕組みは作れないもんかなあ、と感じるのですね。
私は、食品専門の貿易会社に勤めていた時期もあり、さらに起業してからは自社で自然健康食品を輸入していたこともあります。
その目から見ると、海外からモノを買うということは、モノとカネの交換ではありますが、商売的には売った方(海外国)が儲かる、わけです。
ただ、日本の車とか機械製品を売ったほうが儲かるし、就業人口も多いので、国全体から考えればそうなんだろうけどな、ですね。
無いものは輸入すればいいのですが、あるものを輸入して競合するのはどんなもんかなと感じるのです。
自分の目で見ないと感じないことってあるな、と改めて気が付きました。
あなたの何かを考えるきかっけになればと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。