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世界を旅するネットショップ店長

楽天送料無料問題 今やらないと楽天はAmazonに食われる?

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こんにちは、ぼちょです。

少し前に、このブログで楽天送料無料問題について言明したのですが、この数日で進展がありましたので、それを踏まえ、改めて一店長の目からお伝えしますね。

 

楽天送料無料問題 今やらないと、楽天はAmazonに食われる?

 楽天新春カンファレンス2020年 会場にて

 

  • 楽天送料無料問題について、一部の店舗より「賛成」の声が
  • なぜ「賛成」なのか
  • 楽天ユニオンとの違い
  • 現在(2020年3月06日)の進行
  • まとめ

 

過去の記事はコチラ www.bochogu.com

楽天送料無料問題について、一部の店舗より「賛成」の声が

ニュース報道では楽天市場側から店舗への「一方的な弱い者いじめ」的なイメージが強かったが、その報道に対して異を唱える店舗が「楽天友の会」を設立し、「送料無料賛成」の立場を表明したのです。

 

 youtubeより

なぜ「賛成」なのか

それでは、なぜ「賛成」なのか、整理してみます。

「楽天友の会」の主な主旨として、

:報道では、楽天市場と公正取引委員会だけの問題に見え、店舗が不在になっている。また、まるで「楽天市場」が悪者のようなイメージされることに不安を感じている。

:(送料無料化へ反対の)楽天ユニオンの声は出店店舗の総意ではない。総意であると思われることに、危機感や違和感を覚えている。また、従業員やその家族からも不安の声が上がっている。

:そもそも、楽天市場と店舗は共存共栄の関係であった。「楽天友の会」は公正取引委員会からの送料無料化に対する緊急停止命令を望んでいない。

:この送料無料ラインの統一については、2019年1月末の楽天新春カンファレンスで公式発表があり、それ以来、楽天側と全国各地の出店店舗との「タウンミーティング」を重ね、そこでも話し合いはあった。このことから、独占禁止法に抵触しないと考えている

:賛成の店舗としても、お客様からの送料がわかりにくい、買い物しづらいという声は多くあり、何とかしなければならないことは感じていた

とのこと。

 私も「楽天ユニオン」の声は、確かに一部の店舗からはそのような声が上がるだろうと予測はしていましたが、最近のニュース報道では、経緯や実情を知らないマスコミが表層的な部分だけを放映している、それは違うと感じていました。

楽天ユニオンとの違い

送料無料化へ反対の立場をとる「楽天ユニオン」との違いですが、私から見て、「楽天ユニオン」は近年出店された店舗さんの集まりであり、まだ楽天市場に出店してから良かったことが少ない店舗さんが多いのではないかと感じます。(個人的な推測です)

出店店舗は皆、いわゆる楽天ドリームという、ネットショップでの成功を目指しているわけですが、近年の楽天市場は、市場側からの店舗規約の一方的な変更が多く、一店舗として負担が増えるものの、どうにもできないことが起きていました。

同じようなことはリアルビジネスでもあることです。わかりやすい例を挙げれば、老舗デパートにテナントで入る店舗が、老舗デパートの変更規約に沿って店を運営するのは当然のことですね。方針に合わなければ、契約解除となり、出て行かざるをえないものです。

また、出店数の増加で競争過多になっており、一店舗の売り上げが伸びづらくなっているのです。それに追い打ちをかけるように、今回の「送料無料問題」が起きて、切れたのではないかと推測します。

 

一方、「賛成」の立場の「楽天友の会」は、楽天市場の創業期からの出店店舗であり、また成功店舗さんの集まりでもあります。この10数年のネット市場の成長に乗っかって成功した店舗さんが多い。先駆者で大変だったけど、その分リターンもあり、オイシイ思いもしてきたと推測します。

なので、そんな彼らの心の中では、「オイオイ、何言ってんの?勝手に楽天市場のイメージ悪くすんなよ。イヤだったら退店すればいいじゃん?」だと想像します。ぶっちゃけ。

 

私個人も、実際にお客様の声として、「安いと思って、決済しようとしたら送料がかかるので注文するのを止めた」という声は本当に多いことを感じています。

ってか、私個人や私の家族だってそうですから。

「この店、分かりづれーな。やめた、Amazonにしよっ」です(笑)

 

だから、楽天市場は「今までは、各店舗にその判断を任せてきたけど、Amazonの脅威が迫ってきていて、そんな悠長なことを言っている場合ではない。今やらないと楽天はAmazonに食われる。日本中がAmazonの箱ばかりになってしまう」、と危機感を感じているのです。

実際、世界中でその国々にあったECモールがアメリカ発のAmazonに圧倒されており、送料無料に舵を切らなかったシッピングモールは淘汰されているらしいです。

フラットな目でみると、市場原理に則るのかなと思いますが、楽天側としては生死の境になるので、店舗側の意見なんて聞いてられませんよ、だと思います。

いや、私もAmazonやYahooショッピングでも店長をやっているのですが、なんだかんだで売上は楽天市場が最大ですから、勝ち残らなければなりません。

現在(2020年3月06日)の進行

現在は、コロナウイルスの影響で、3月18日からの全店3,980円での送料無料化施行は延期となりました。一部店舗はスタートするとして、5月をめどに全店でスタートする様子です。(※沖縄・離島地区は9,800円以上で送料無料。大型荷物と冷蔵・冷凍便は除く)

ただ、店舗側としては先に「送料無料」化した店舗から売れてゆくと思いますので、私の店やコンサル先の店舗さんはスタートしますね。これ、早くやった者勝ちになると思います。これだけ、ニュースで注目されましたからね。

あなたも3,980円送料無料で買えるのを待ち望んでいるでしょ?(笑)

まとめ

今現在、起きていることを整理して、あくまでも個人的な推測ではありますが、実際はこんな感じではないか、ということをまとめてみました。

ネットショップはお客様から見れば、無機質なケータイ・パソコンの裏側のことですから想像がつかないかもしれませんが、こうやって裏側では店舗運営者が泥臭く動き回っていることに気が付いて頂けたらと願っています。

そう、ネットショップは”自動販売機”ではなく、人がやっているのです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。